福岡の人たちは、とてもお祭り好きです。
1年中、太鼓の鳴らない日はないと地元の人が言うくらいお祭りが、どこかで行われている感じです。
全てのお祭りに参加している訳ではないでしょうが、それでも福岡で行われるお祭りの日程を上げてみると、確かに多いですね。
福岡で行われるお祭りの日程
- 1月3日 玉せせり(東区・筥崎宮)
- 1月8日~11日 十日恵比須(博多区・十日恵比須神社)
- 2月3日 節分大祭(博多区・櫛田神社、東長寺)
- 5月3日~4日 博多どんたく港まつり(福岡市内全域)
- 7月1日~15日 博多祇園山笠(博多区・櫛田神社)
- 8月24日~26日 大浜流灌頂(博多区)
- 9月12日~18日 放生会(東区・筥崎宮)
- 10月上旬 博多おくんち、中洲まつり、飯盛神社の秋季大祭(流鏑馬)
- 10月12日~13日 例大祭・相撲会(博多区・住吉神社)
- 11月7日 住吉神社・歩射祭(博多区・住吉神社)
ざっと、年間行事を見てみると、毎月何らかしらのお祭りがあることが分かります。
福岡という街の歴史が古く、神社仏閣が多いことも影響しているのかも知れません。ビジネス街である博多駅近辺にも多くの神社仏閣がありますから。
もともと、福岡に住んでいる人たちには、「お祭り好き」の血が流れているのでしょう。
全国的に知られている福岡のお祭り
数ある福岡のお祭りの中でも、全国的に知られているお祭りがあります。それは、「博多祇園山笠」と「博多どんたく」です。
この2つのお祭りは、全国ニュースでも流れるので、知っている人も多いはずです。もちろん、地元福岡では、外すことができないお祭りです。
その中でも男衆が命がけで関わっているお祭りが「博多祇園山笠」です。
国の重要無形民俗文化財に指定された山笠とは?
博多祇園山笠について、少し触れてみましょう。
博多の総鎮守の櫛田神社の祭礼。博多祇園山笠の起源は諸説あるようですが、1241年の承天禅寺の開山・聖一国師が、博多に流行した疫病を退治するのに祈願し、町人が担ぐ施餓鬼棚に乗り、町中に甘露水をまいて清めたと言われています。
櫛田神社に祀られている祇園大明神に奉納するため、「祇園」という名前が付けられました。
博多祇園山笠は、「流(ながれ)」が参加単位となっています。
「流(ながれ)」は、旧博多エリアを7つの地域に分けられており、当初は、呉服町流、東町流、西町流、土居流、須崎流、石堂流、魚町流でした。
その後は、地名が変わったりしたことから、現在では、大黒流、東流、中洲流、西流、千代流、恵比須流、土居流の7つの流に分かれ、参加することになっています。
まとめ
博多を代表するお祭りの「博多祇園山笠」は300万人、「博多どんたく」は200万人と国内でもトップクラスの人出のお祭りです。
全国各地から観光客が集まり、お祭りを盛り上げてくれます。そして、博多の食べ物やお土産も全国区であり、1つのステータスになっている感じがします。
空港から博多または天神と言った繁華街まで15分程度という、全国で、これだけアクセスの便が良い都市はありません。