梅雨入りしてから各地で雨が降り続き、雨による被害が出ています。
これまでの雨による被害と対策を考えて見ます。
梅雨入りしてからの各地の雨による被害
6月5日 高知県西部
24時間の雨量が観測史上最多の550ミリ超
床上浸水3棟
土砂崩れ9箇所
4つの市と町で約4900世帯1万人に避難勧告
6月7日 埼玉県さいたま市
さいたま市の国道で、強い雨が降る中
雨でスリップしたと見られる軽乗用車が
対向車線にはみ出し、大型トラックと衝突
6月7日 東京都八王子市
24時間の雨量が6月の観測史上最多の200ミリ
案内川など2つの川の護岸が崩壊
6世帯23人に避難勧告
6月7日 神奈川県の横浜・川崎・横須賀
土砂崩れが相次ぎ、各地で避難勧告
6月9日 土砂災害警戒情報が関東に出された
土砂災害警戒情報とは、大雨による土砂災害発生の危険度が高まったとき、市町村長が避難勧告等を発令する際の判断や住民の自主避難の参考となる警戒情報です。
6月9日に関東圏で出された地域は、
東京都・・・青梅市、羽村市、あきる野市、日の出町
群馬県・・・藤岡市、富岡市、下仁田町、甘楽町、
中之条町、東吾妻町
栃木県・・・足利市、栃木市、佐野市、鹿沼市、日光市
茨城県・・・稲敷市
の4県16市町が危険地域として出されました。
雨が病んでいる時でも、土砂崩れが起きることがあるので注意が必要です。
なぜなら、雨が降って雨が土に土に染みこんだ状態になっているからです。
土の中の水分量は、気象庁のHPの「土壌雨量指数」で確認することができます。
土砂災害は都会でも起こりえる危険性がある
田舎の方や山の方でしか土砂災害は起きないと思っている人が多いですが、実は土砂災害は都会でも起こる危険性があります。
国土交通省の調査結果によると、土砂災害危険箇所は全国で525,307箇所あり、東京都内では3,786箇所もの土砂災害危険箇所があります。
東京都の永田町・四ツ谷・六本木周辺だけで見ても、直径2kmの範囲内だけでも70箇所以上もの土砂災害の危険がある場所があります。
土砂災害の危険がある場所を知らない人が多いと思いますので、住んでいる場所や勤務地の周辺など、どこに危険箇所があるのかを確認しておく必要があります。
土砂災害の前兆現象を確認する
土砂災害には3つあり、前兆現象を知ることで事前に対応することができるので確認してみます。
がけ崩れ
症状:ひび割れができる、小石が落ちてくる、崖から水が湧き出る、地鳴りがなる
特徴:崩れ落ちるまでの時間が短い
地すべり
症状:地面がひび割れを起こし、陥没する、水が噴き出る、地鳴りがする、樹木が傾く
特徴:被害が広範囲に及ぶ
土石流
症状:山鳴りがする、川の水が濁り流木が混ざる、腐った土のニオイがする、雨gあ続いているのに川の水位が下がる
特徴:時速20km~40kmで移動し、氾濫すると一瞬のうちに家や田畑が崩壊する
住んでいる地域の雨量の情報や注意報を確認して地域の避難指示が出た場合には、指示に従い、行動することが重要になります。
八王子市では、避難指示が出ていても、避難する住民の人は少なかったと報道されています。
自分の身は自分で守るべきですが、注意報や避難指示・避難勧告が出た場合には指示に従い、避難場所に行き安全を確保しましょう。