2014年 第96回全国高校野球選手権大会の1回戦、2日目の試合速報
今日の試合
- 日南学園(宮崎)vs東邦(愛知)
- 静岡(静岡)vs星稜(石川)
- 日本文理(新潟)vs大分(大分)
- 大垣日大(岐阜)vs藤代(茨城)
日南学園(宮崎) 3 - 11 東邦(愛知)
日南学園と東邦の試合は、投手戦となることが予想されていました。
宮崎県代表の日南学園は、左腕の横川投手と右腕の柳投手が県大会1失点に抑える好投を見せ、投手力を印象付ける形となり、愛知県代表の東邦は、1年生の藤嶋投手の活躍も有り、勝ち進んできた名門校。
東邦高等学校は県大会でも打撃力があり、大量得点で勝ち進んで来ているチームです。日南学園の投手である横川選手と柳選手の投手力とどちらが勝るかが見ものでしたが、結果、東邦の20安打の猛攻を受け、堅い守りを崩されてしまった。
日南学園は、ソフトバンクの寺原選手や日本ハムの赤田選手などを輩出している学校ですが、第93回大会に続いて初戦敗退となってしまいました。
東邦の打撃力には眼を見張るものがありました。
静岡(静岡) 4 - 5 星稜(石川)
星稜高校は、石川県大会の決勝で9回に8点差をひっくり返して甲子園へのキップを手に入れたミラクルを起こした学校です。打線の繋がりと爆発力で1回戦突破を目指す。
一方、静岡高校は3年ぶり23回目の出場を、足を絡めた盗塁で揺さぶりをかけて勝ち進んできたチームです。静岡県大会では、11盗塁を成功させていて足の速さと機動力で甲子園に勝ち進んできました。
この試合、またしても星稜がミラクルを起こしました!
7回裏に同点に追いついた星稜が、8回裏に1点の追加点を取り勝ち越しに成功し、9回を3者三振に抑え、甲子園の初戦も逆転劇で2回戦進出を決めました。
静岡の辻本投手が粘り強く投げていましたが、4失点が響いたのと、勢いづいている星稜のチカラが勝った感じに思えた8回裏の追加点でした。
このミラクル星稜がどこまで勝ち進めるのか見どころです。
日本文理(新潟) 5 - 2 大分(大分)
【見どころ】
注目選手のいる大分の佐野投手。最速150kmの直球を持つ佐野投手を日本文理の打線がどこまで攻略することができるかがキーポイントになるはずです。
日本文理の中でも打率5割を超えている片岡選手、新井選手、黒薹選手にどう他の選手がつないでいくかに関わってきます。打率1割台の鎌倉選手はネックになるかも知れません。
【試合結果感想】
大分が1回に1点、日本文理が4回に2点、大分が5回に1点と双方とも点を取られれば取り返すといった試合展開でとても面白い内容でした。
日本文理の打率1割と低迷していた鎌倉選手が7回の攻撃で二塁打、後続も続きこの回に3点の追加点を入れることができ、そのまま逃げ切りました。
大分の佐野投手は、豪腕振るわず日本文理に13安打と打ち込まれてしまい初出場初勝利とはなりませんでした。
大垣日大(岐阜) 12 - 10 藤代(茨城)
【見どころ】
大垣日大は昨年の夏にも出場し、2年連続3回目。藤代との試合は、試合経験の差が出る可能性があります。というのも、大垣日大は昨年の甲子園を経験した選手が7人も残っており、さらには左打者が並ぶ強力打線で2年連続甲子園出場を決めています。
藤代は3年ぶり3回目の出場。甲子園出場を何度も果たしている常総学院や霞ヶ浦に対して大量得点にて大差をつけて地方大会を優勝した攻撃力のあるチームです。
大垣日大に攻撃力のあるチームで昨年の経験が試合の勝敗に大きな分かれ目を作るかも。
【試合結果感想】
大垣日大高の1番手高田投手が捕まってしまい、藤代が1回表に8得点もの大量得点。先制された大垣日大高はその裏に4点を返し追い上げます。
予想どおり打撃戦になりました。5回に藤代が2点追加点を加えたあと、5回裏から大垣日大高が毎回得点にてジリジリと藤代の背中に追いついていき、8回裏に追いつき2点差と差を広げ逆転勝利。
第1試合の東邦と第4試合大垣日大高の試合は、大量得点となり高校野球の面白さを感じることができた試合でした。
とくに大垣日大高vs藤代の試合は、大垣日大高の追い上げがとても見応えがあり、最後まで試合の結果が分からないということを改めて実感させられる試合でした。
第2試合の星稜も静岡に先制点を取られて粘りを見せて、最後に逆転するといった試合展開に地方大会の決勝戦を彷彿とさせ、湧き上がりました。
8月13日の試合
- 第1試合 健大高崎(群馬)vs岩国(山口)
- 第2試合 鹿屋中央(鹿児島)vs市和歌山(和歌山)
- 第3試合 佐賀北(佐賀)vs利府(宮城)
- 第4試合 三重(三重)vs広陵(広島)