京都通に聞いたおすすめの紅葉名所の神護寺(じんごじ)。
樹齢500年以上の古木が多く残っており、タカオカエデと呼ばれているイロハモミジなどが多く植えられているため、京都市内でも早く紅葉を楽しめる場所として人気。
神護寺の紅葉情報
神護寺は、京都で最も美しいと言われる紅葉の名所として知られています。高尾橋を渡り、険しい石段を上り切って楼門をくぐると広大で、しかも濃密な紅葉の景色が広がり、、老樹から若木までのカエデが燃え立つばかりに書院や五大堂、金堂などの建物を覆いつくします。
大師堂西奥にある地蔵院の庭園からは錦雲渓が眼下に広がり、濃く、薄く連なる風景はまさしく錦織だという声が多数あります。「紅葉の神護寺」と呼ばれる所以がここにあります。
最澄が招かれ、空海が真言密教の基礎を築き、文覚が再興に尽力し、明恵が修行した京都きっての名刹で、本尊の薬師如来像、虚空蔵菩薩像をはじめ、密教美術の宝庫としても有名な真言宗の別格本山です。
金堂前の楓が先ず色づき始めます。その紅葉の色でその年の京都全体の紅葉の美しさを判断すると言われており、神護寺はその意味でも京都を代表する紅葉の名所です。
神護寺の紅葉見頃時期
11月中旬から11月下旬
神護寺の紅葉ライトアップ
神護寺では、毎年11月のみ夜間拝観が可能になり、境内のライトアップが行われます。神護寺参道の登り口、境内、金堂の階段、参道、金堂がライトアップされます。参道入口までゆるいカーブを描きながら石段が続き、その両脇に灯籠が並べられていて幻想的な美しさ。
神護寺の紅葉ライトアップと一緒に、神護寺参道から清滝川沿いの西明寺付近に掛けてもライトアップが行われます。
- 参考サイト:高雄もみじのライトアップおよび神護寺金堂夜間特別拝観
- 拝観料:神護寺金堂夜間特別拝観 および 境内ライトアップ800円
神護寺のアクセス情報
- 住所:京都府京都市右京区梅ヶ畑高雄町5
- 交通(電車):JR京都駅からJRバス約1時間「山城高雄」下車徒歩約20分
- 駐車場:無し(近隣に有料駐車場あり)
- トイレ:高山寺の市営駐車場に公衆トイレあり
- 拝観時間:9:00~17:00
- 料金:拝観料500円
- ライトアップ:有り
神護寺の紅葉動画(YouTube)
まとめ
神護寺の昼間の紅葉も見応えがありますが、夜間のライトアップされた神護寺と紅葉は、幻想的な雰囲気で不思議な力を感じる場所でパワースポットとしての魅力もあると感じます。
昼間は、紅葉の美しさもさることながら、古色を帯びた神護寺の各建物とのコントラストも楽しめる場所です。
週末になると「高雄もみじのライトアップ」にも人が集まり、大変賑わう紅葉スポットです。近くには「西明寺」と「高山寺」があり、神護寺とあわせて3つのお寺を周り、ライトアップも堪能できる高雄周辺の紅葉は必見の価値ありです。
紅葉の時期は、やっぱり絵になるお寺だと実感します。