小学生に入学して勉強を好きになって学力を伸ばせる環境を作ってあげたいと思います。
でも、多くのお子さんは「面倒くさい」とか「つまらない」と感じていると思います。
我が子も同じです。
そこで、遊びだけでなく勉強についても、「もっと知りたい」「覚えることが楽しい」と思えるような勉強法を心がけています。
子供も一人の人間です。
学ぶ楽しみを知ってくれることで自ら勉強に向かう姿勢も違ってきますし、学力にも大きな違いが出てきます。
どんなことを子供に質問したり、問いかけたりすると学ぶことが楽しいと思い目をキラキラと輝かせてくれるのでしょうか?
我が家で行っている質問方法や問いかけ方がが参考になるようでしたら、是非試して見て下さい。
- 子供のやる気を引き出す工夫をする。
- 子供に無理のない学習時間を確保する。
- 間違いを子供が気付けるようにする。
- 応用問題にチャレンジしたくなるステップを作る。
この4つの方法を我が家では実践しています。
1.子供のやる気を引き出す工夫をする
子供が興味を持つような質問やテキストを使います。
勉強以外の遊びやゲーム・読書など興味があることに対しては、すごい集中力を発揮して、時間までも忘れてしまう程です。
でも、勉強になると「すぐに飽きてしまう」「集中力が続かない」とお母さんやお父さんは思いますよね。
私もそうでした。
でも、自分が子供の頃を思い出すと勉強って、面白いと思うもので無く、興味を惹かれませんでした。
勉強を進めるための教材・ドリル・テキストは、絵やイラストが豊富に使われていて、見た目にも分かりやすく子供の興味を惹く内容になっています。
まずは、子供の直感で「楽しそう」とか「面白そう」とか思ってくれて、興味を持ち始めることです。
親が強制的に勉強をさせても身になりません。
一人でも楽しく取り組めるような仕組みを、子供にしてあげると率先して勉強に取り組んでくれます。
国語・算数・理科・社会など、まずは教科書に沿った勉強の進め方で家での家庭学習(自学)を行なうと学校の授業で褒められたりして、さらに子供のやる気アップにつながっていきます。
覚えることはたくさんありますが、1つ1つ少しずつ勉強して、集中力が続くようになったら、量を増やしたりしていくと子供も嫌がらずに勉強するようになります。
2.子供に無理のない学習時間を確保する
子供に学習時間の習慣が身に付いていない時期に、勉強時間やドリルやテキストの量を多くすると、やる気が失せてしまう結果になってしまいます。
まずは15分程度の短時間から勉強時間を作り、集中して勉強出来る環境を整えてあげましょう。
その際に、テレビや音楽など集中力を削ぐものは、一切、無くした状態で行なった方が効果があります。
お母さんやお父さんが、しっかり勉強のサポートができるようにしてあげてください。
まずは、勉強する時間を決めてあげると良いと思います。
我が家は、朝に勉強するようにしています。なぜなら、学校から帰ってきたら、友達とも遊びたいでしょうし、遊びから帰ってきたら、眠くて勉強に集中できないからです。
始めたころは、学校の宿題も朝にするようにしていました。
慣れてきた頃から、宿題だけは学校から帰ってきたら、すぐに宿題をして終わってから遊びに行くようにし、朝勉強は毎日続けて行なっています。
習慣にすることは、繰り返し問題を解くことにつながり、国語では書くことや文章を読み取る力が付き、算数では計算が早くなったり、解ける問題が増えたり、理科や社会は、覚えられるようになると正解率があがったりと子供のやる気につながる良い結果を生んでくれます。
ただし、繰り返し問題をすると同じ問題は、答えを覚えてしまい、面白さが無くなってしまいます。
違うテキストを使ったりして工夫していました。
3.間違いを子供が気付けるようにする
問題の丸付けは、初めの頃はお母さんやお父さんがしてあげて、間違えた問題をやり直す時間を与えることが必要だと思います。
間違えた問題に関しては、解説をしてあげて、何が分からなかったのかをはっきりとさせます。
分からない部分の基礎問題を再度勉強したり、覚えたりすることで次にするときには問題を解けるようにします。
また、正解している問題についても確認してあげて下さい。
国語はひらがな・カタカナ・漢字の書き順が違わないか、算数は答えだけでなく、途中の式も書いているかなど見てあげます。
子供にしてみれば、「答えが合っているからいい」と思いがちですが、基本的なことは初めのうちからきちんと身につけておかないと後々、苦労します。
我が子は、そろばん教室に通っていて、暗算で答えを出してしまうので、途中式が全くありません。
書くように言っても、分かるから大丈夫と書かないのです。間違えた問題は、どこが違うのかが全く分からない状況です。
計算の単純ミスなのか、考え方が分からないのか、答えを見ただけでは判断つかない状況になってしまいます。
今は、途中式が書いてない場合は、不正解にして途中式を書くようにすることで子供の理解度が分かるようになりました。
2011年度からの学習要領では、「自分で考える力」「活用・応用できる力」を求める内容に変わっています。
そのため、理解度をチェックできる問題設計になっていますので、暗記学習ではなく、考え方を言えるような学習方法が理想的です。
4.応用問題にチャレンジしたくなるステップを作る
基礎学習で学んだことを、自分で考えて、応用できるようにします。
以前のような暗記すれば、どうにかなるという問題は少なくなり、自分で考えて基礎知識をどう活かしたら応用問題が解けるのかを子供自身で考えて答えを導き出す力が必要になります。
応用問題や発展問題を初めから解けることは少ないです。
基礎知識をどのように活用して応用問題を解くのかということを学ぶことが必要です。
学習時間も固定にするのではなく、1問に掛かる時間が増えても良いので、自分の力で問題を解けるようにします。
応用問題が解けるようになると、やる気にもつながりますし、子供自身も勉強に興味を持ち、解ける楽しみを理解してくれます。
どうしても、分からない時には、お母さんやお父さんがヒントをあげて見て下さい。
少しのヒントで答えにたどり着くこともあります。
子供の考える力を削がないようにして、学力のステップアップにつながるようにします。
小学校の授業参観に参加するとよく分かりますが、自分の意見をまとめて、意見交換をして、皆の前で発表するという授業内容に変わっています。
低学年のうちは、国語力・文章読解力を中心に家庭学習をすると良いと思います。
文章読解力は、国語だけでなく、算数や理科、小学3年生から始まる英語にもつながります。
文章理解力が無いと解けない問題が多くなっています。読書も大切です。
学んだ知識を活用できるようにしていきましょう。
我が家では、応用問題や展開問題については、イラストが使われているテキストやドリルを使って勉強しました。
視覚から分かるようにすることで、子供の理解力も早く、分かりやすいと好評です。
親の時代と学習内容が大きく違う
私が子供の頃とは、ちがう学習環境になっています。
授業の内容も、ただ解くだけなく、考えて問題を解いたり、文章問題が多くなっています。
パソコンの授業や英語の授業も加わり、授業時間は少なくなっているのに、自分たちが習った時よりも早く学習していたりします。
知識を蓄えて、速く正確に答えるだけでなく、考えて自分の意見を話せることを重要視しています。
これからの学校の授業についていくためには、子供自身が勉強に興味を持ち自ら取り組むことをしないと学力の差が開いていくと感じます。
塾に通わせたり、家庭教師を付ける家庭もありますが、低学年のうちは家庭の中で勉強を教えた方が子供の学力も分かりますし、良いと思います。
文部科学省の調査報告書によると、計算や漢字などの単純な練習が嫌いだと答えた小学生は、37%と嫌いな子供が多い結果が出ています。
小学1年生の頃からの勉強の仕方を間違えると、学力の差につながっていくことが分かりますので、親子で勉強に取り組み、のちに子供ひとりでできるようにすることが良いと思います。