京都通に聞いたおすすめの紅葉名所の仁和寺(にんなじ)。
世界文化遺産に登録されている京都市右京区にある仁和寺。春の御室桜で知られていますが、秋の紅葉、京都の観光名所としても人気が高い寺院です。修学旅行生も多く訪れている場所ですね。
仁和寺の紅葉情報
御室と言えば、お多福桜と連想するほど桜で有名な仁和寺です。里桜が多く立ち並ぶ桜園の黄葉もみものですが、五重塔や金堂などに華やぎをそえるような深紅の楓紅葉もとても優雅です。
さながら絵巻のように正しく整った上品な雰囲気を漂わせ、「御室御所」の秋を彩ります。
仁和寺は仁和4年(888年)、父帝・光考天皇の発願を受け、宇多天皇によって創建された真言宗の寺院で、宇多天皇自ら仁和寺で出家しました。寺内に僧房である「御室」を設け、院制を敷いたことにより仁和寺は「御室御所」と呼ばれるようになったことから、周辺を御室と呼びます。
代々天皇の皇子である法親王が門跡を務める格式高い寺で、皇族による門跡は明治維新まで続きました。維新前後の鳥羽伏見の戦いでは、仁和寺宮嘉彰(
優美な姿の金堂を荘厳するような、深紅の葉を広げる楓紅葉の鮮やかさや見ごとの一言。春の桜で有名な仁和寺ですが、近年は紅葉の名所としても人気が高まっています。
仁和寺の紅葉見頃時期
11月中旬から12月上旬
仁和寺の紅葉ライトアップ
仁和寺では、紅葉のライトアップは行われておりません。
紅葉シーズンにライトアップがされていないのは残念ですが、毎年10月初旬から11月下旬にかけて、霊宝館秋季名宝展として特別公開が行われます。国宝や重要文化財に指定されている仏像(阿弥陀三尊像・吉祥天立像など)などの文化財が多く展示されていますので、紅葉と一緒に歴史文化にも触れてみるといいと思います。
仁和寺のアクセス情報
- 住所:京都府京都市右京区御室大内33
- 交通(電車):嵐電(京福電鉄) 北野線 御室仁和寺駅下車 徒歩約2分
- 駐車場:120台(有料:500円)
- トイレ:有り
- 拝観時間:3~11月 9:00~17:00、12~2月 9:00~16:30
- 料金:大人500円、小・中学生300円(旧御室御所御殿のみ拝観料が必要)
- ライトアップ:無し
仁和寺の紅葉動画(YouTube)
まとめ
徒然草に登場する「仁和寺にある法師」の話はとても有名ですね。
世界遺産に登録されている「総本山仁和寺」の敷地内にある御室開館は宿坊となっており、泊まることができるようになっています。京都観光の拠点にも最適です。宿泊すると拝観料と駐車場は無料となります。
一般の宿泊施設と変わりません。宿泊した多くの人が「朝のお勤め」に参加して法話を聞いていますので、宿泊した際には、朝のお勤めに参加してみては如何でしょうか。口コミ情報では、「心に残った」とか「心に染み渡った」という体験者の声が多数あります。
春先の御室桜の見頃時期には多くの人で混雑していますが、秋の紅葉シーズンはそこまで混雑していないようです。ゆっくりと景色を楽しむのでしたらやっぱり平日がおすすめですね。