京都通に聞いたおすすめの紅葉名所の下鴨神社(しもがもじんじゃ)。
糺の森(ただすのもり)・下鴨神社は大黒さんとして親しまれ商売繁盛の神社。加茂川と高野川の合流地点にある糺の森の中にひっそりと佇んでいる下鴨神社は、世界文化遺産そして国の史跡にも指定されている重要文化財です。
下鴨神社の紅葉情報
京都の町中にありながら古代山城原野の面影を今に伝える原生林・糺の森は、森の北辺に鎮座する下鴨神社への参道が真ん中を貫き、二の鳥居が見えるあたりから、これより神の域の厳かな雰囲気が漂ってきます。
夏越祓(なごしのはらえ)や葵祭の舞台となる泉川、御手洗川、瀬見の小川が森を潤し、赤、黄、朽葉色などの落葉樹が鮮やかに森を彩る秋、森は錦を装い華やいでいます。糺の森はおよそ12万4千平方メートルもの広大な敷地。高野川と加茂川が合流する三角州にあります。
只洲(ただす)から「糺の森」と呼ばれるようになった京都随一の鎮守の森です。東京ドームの3倍ほどの広大な森はけやき、榎、椋木(むくのき)などの広葉樹が鬱蒼としげり、それぞれに木霊が宿っているような森の秋です。
本殿に祀られるのは、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)とその娘神、玉依媛命の二柱。玉依媛は上加茂神社の祭神で加茂別雷命の母神であることから、加茂御祖神社が下鴨神社の正式社名です。神社と糺の森は共に世界文化遺産に登録されています。
下鴨神社の紅葉見頃時期
11月下旬から12月上旬
下鴨神社の紅葉ライトアップ
下鴨神社では、紅葉ライトアップは行われておりません。
電車で移動される際には、叡山電鉄を利用するといいです。毎年11月10日頃から11月30日まで(貴船もみじ灯籠開催期間)市原~二ノ瀬間のもみじトンネルでライトアップが行われます。車窓からライトアップされたもみじを鑑賞することができます。
下鴨神社のアクセス情報
- 住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
- 交通(電車):京阪電車 出町柳駅下車 北へ徒歩約10分
- 駐車場:300台(有料150円/30分)
- トイレ:有り
- 拝観時間:6:30~17:00
- 料金:無料(特別拝観などは有料)
- ライトアップ:無し
下鴨神社での紅葉動画(YouTube)
まとめ
楓ばかりでなく、イチョウやけやき、むくのきなどが多くあり、紅葉風景の彩りを鮮やかにしてくれています。イチョウの木の下は、黄色い絨毯で敷き詰めらた景色は見応えがあります。
長い月日の秋を経て時を流れてきた糺の森の木々と小川の風景は世界文化遺産に登録されているため森の自然保護にも力を入れています。
パワースポットとしても知られていますし、結婚式を挙げることもできます。秋の紅葉シーズンは気候もよく境内の景色も紅葉で色鮮やかになるため、結婚式を挙げるにはとても良い季節です。
紅葉を楽しんだら、下鴨神社近くにある「加茂みたらし茶屋」のみたらし団子でお腹を満たし、疲れを取っては如何でしょうか。みたらし池の湧き水を型取ったみたらし団子は、このお店が発祥。まろやかな風味と柔らかい団子は食べる価値あり。