京都通に聞いたおすすめの紅葉名所の堀川通銀杏並木(ほりかわどういちょうなみき)。
中央分離帯が整備され、銀杏並木の下を歩いて行くことができます。イチョウが落ちて歩道を黄色い絨毯に染めてくれる頃に行くと、ふかふかのイチョウの葉を踏みしめながら紅葉を上からも下からも楽しむことができます。
堀川通銀杏並木の紅葉情報
京都市内を南北に走る堀川道と今出川道が交差するあたりから北へ、紫明道までの中央分離帯の銀杏並木が一斉に黄葉すると、「黄葉(もみじ)して 銀杏にはかに巨(おお)きかり」の句のようにこれほど大きく美しい銀杏だったかと地元の人も目を見張るほどです。
昭和31年、堀川道今出川から紫明道までの中央分離帯におよそ74本の銀杏が植えられ、半生記の歳月を経て大木となった銀杏は今、ドライバーたちのひととき、車窓から一幅の秋景色を提供してくれます。近隣の人たちがギンナンを採る風景も暮らしの秋景色ですね。
この並木のほど近くに、堀川寺之内通の裏千家家元今日庵にも銀杏の大木があります。三代・宗旦が植えたと伝えられている樹齢4百年ほどの老樹で、裏千家の家紋にもなった大銀杏。「宗旦銀杏」の名で親しまれています。
堀川今出川から紫明道までの銀杏並木の中央分離帯。黄葉(こうよう)した銀杏の葉が舞い散るさまはまさしく金色の小さな鳥のようです。黄色の絨毯を敷き詰めたように地を覆う落葉が堀川道を美しい秋の風景に彩り、ドライバーだけでなく通る人達の目を楽しませてくれます。
堀川通銀杏並木の紅葉見頃時期
11月中旬から12月上旬
堀川通銀杏並木の紅葉ライトアップ
堀川通銀杏並木では、紅葉ライトアップは行われておりません。
堀川通銀杏並木の紅葉を紹介している所は少ないため穴場スポットです。近くに京都御所または下鴨神社がありますので、そちらの駐車場を利用して、中央分離帯にある堀川通銀杏並木を散策してみるのもいいと思います。
堀川通銀杏並木のアクセス情報
- 住所:京都府堀川通りの今出川から北大路まで
- 交通(バス):京都駅より市バスで「堀川今出川」下車すぐ
- 駐車場:無し(近隣、コインパーキング利用)
- トイレ:無し
- 拝観時間:自由
- 料金:無料
- ライトアップ:無し
堀川通銀杏並木での紅葉動画(YouTube)
まとめ
人が歩けるようになっている中央分離帯。一部分には水路が設けられています。落ちないように気をつけましょう。歩いている人は少ないですが、写真を撮っている人は多いです。
葉っぱが落ちてしまう前に、写真は撮影したいですね。葉が落ちる前は、銀杏の木のボリューム感と黄色いわたあめを鑑賞し、落葉が増えてきたら、もみじ絨毯の上を歩きながら、紅葉狩りもいいですね。
綺麗なイチョウの葉は、押し花にしてもオシャレですよね。子供の頃、しましたよね。