京都通に聞いたおすすめの紅葉名所の南禅寺(なんぜんじ)。
京都観光の人気スポットである南禅寺は、桜の時期も紅葉シーズンも多くの人が訪れるお寺です。旅行ガイドブックにも必ず載っているお寺なので、お昼過ぎなどは大変混雑する時間帯です。境内をひと通り歩いて見ると約90分程度時間が掛かりますので、余裕を持って拝観するといいです。
南禅寺の紅葉情報
南禅寺の三詣者のための掛け茶屋であった瓢亭は、南禅寺の境内の表道にあります。瓢亭は創業以来、今の場所から変わらず三百年余りの年月が過ぎています
少年にとっては、広大な南禅寺の境内は魅力的であり、季節の移ろいを体感させてくれる遊び場でもありました。特に、好きな場所は水路閣です。古い寺院の境内の一画に突然現れるアーチ型の赤レンガの建造物は、宝島で古代の城でも発見したような、嬉しい興奮を覚えるものです。
後年、その上に疏水が流れていると知ってからも、僕にとってはとっておきの遊び場であり、原風景です。秋は、楓だけでなく広葉樹も多い境内は、変化に富んだ紅葉を楽しむことができます。その年の気候条件によって葉の色づき具合が違うのも紅葉狩りの魅力で、去年はこの木が良かったなとか、今年はこの楓は、赤が冴えてるななどと気に入った木を見つけていくのも楽しみの1つです。
南禅寺境内を通る水路閣は、明治21年に完成した琵琶湖疏水の支流の一部です。半円アーチ型の煉瓦造で、この橋上に毎秒2トンの疏水が流れています。明治の進取の気風を象徴するような建造物が南禅寺境内に混在するのも伝統と革新を標榜する京都らしい風景です。
南禅寺の紅葉見頃時期
11月中旬~12月上旬
南禅寺の紅葉ライトアップ
南禅寺では、夜間の紅葉ライトアップが行われます。
紅葉のライトアップは毎年、11月中旬から11月下旬に掛けて行われ、夜間拝観は、17:30から21:00までとなっています。天授庵の庭に配置されている幾何学的に配置されている敷石が、色付いた真っ赤なもみじを引き立てます。
南禅寺のアクセス情報
- 住所:京都府京都市左京区南禅寺福地町
- 交通(バス):市バスで東天王町下車または南禅寺・永観堂道下車、徒歩約10分
- 駐車場:有り(1,000円/2時間、以降500円/1時間)
- トイレ:有り
- 拝観時間:8:40~17:00
- 料金:方丈庭園:大人500円、三門:大人500円、南禅院:大人300円
- ライトアップ:有り
南禅寺での紅葉動画(YouTube)
まとめ
南禅寺に来たら是非、参道沿いにある「順正」というお店で湯豆腐をランチにたべることをおすすめします。気温も低くなり、肌寒い紅葉の季節に身も心も温めてくれる京の湯豆腐は、出し汁が美味しく、煮崩れしない豆腐がツルッと口から喉へと落ちていき、体を温めてくれます。
湯豆腐の美味しいお店は奥丹、八千代、菊水など人気のお店がありますので、ガイドブック等も参考に食べてみてください。