京都通に聞いたおすすめの紅葉名所の高台寺(こうだいじ)。
高台寺は建物、庭園、茶室などあり、京都観光の人気エリアとなっています。ライトアップが行われ、多くの人が訪れます。特に女性らしいお寺として紹介されていて、参拝者の多くが女性という色のあるお寺です。
高台寺の紅葉情報
慶長11年、秀吉夫人のねねこと北政所が、徳川家康の資助を得て、秀吉の菩堤をとむらうために創建した高台寺です。
表門をはじめ、開山堂、霊屋、観月台、茶室、傘亭と時雨亭など慶長期の創建そのままに残る建物も、小堀遠州の作と言われる池庭もどこか優美でやわらかなお寺です。すぐそばに和久傳の本店があるため、高台寺の観光客が少ない時に来られる地元の人が多く、愛着のあるお寺としてあげる地元の人がたくさんいます。
四季折々に自然を感じさせてくれるお庭ですが、庭園の常緑樹や東山の緑を背に紅や黄に照り輝く葉がいっそう美しく感じられます。一面が真っ赤に染まるというのではなく、控えめで品の良い秋景色がいかにもねねのお寺らしいと感じます。
秀吉とねねが心安らかに眠り、そしてねねの甥で夏の陣の後、東山霊山の鳥羽田には、歌人の木下長嘯子こと豊臣勝俊の墓もあり、高台寺はいわば、寺そのものが霊屋のようなもの。紅葉という自然の移ろいにねねや秀吉、勝俊などの生きた時代に思いを馳せながら紅葉を楽しむといいです。
高台寺の紅葉見頃時期
11月中旬~12月上旬
高台寺の紅葉ライトアップ
高台寺では、夜間の紅葉ライトアップが行われます。
10月下旬から12月初旬に掛けて行われ、日没後から21:30までとなっています。
夜のライトアップは、方丈前の白砂も幻想的に演出されていますが、清楚で賢明な女性、ねねの眠る高台寺は、ありのままの素顔が似合うような気がします。
高台寺のアクセス情報
- 住所:京都府京都市東山区高台寺下河原町526
- 交通(バス):市バス 東山安井下車 徒歩約5分
- 駐車場:150台有り(500円/30分、以降30分ごとに250円):拝観の場合は1時間無料
- トイレ:有り
- 拝観時間:9:00~17:00
- 料金:大人600円、中高生250円・小人無料
- ライトアップ:有り
高台寺の紅葉動画(YouTube)
まとめ
高台寺に通じる「ねねの道」にある高台寺茶寮は、風情あふれるお店で京会席と名物鴨とうふが有名なお店です。お店の中には、中庭があり、お店にいながらも四季折々の移り変わりを感じながら、季節にあった旬な素材を活かした料理が楽しめます。
ランチや紅葉ライトアップを見て、冷えた身体を暖めていきましょう。ホクホクと火照った身体なら、寒い夜空の下がちょうど良くなります。
お茶を楽しみたいということであれば、茶房「洛匠」で草わらび餅を食べて、甘みを身体に取り入れて、疲れを取りましょう。