京都通に聞いたおすすめの紅葉名所の法然院(ほうねんいん)。
参道の両脇にある紅葉に美しさ、山門の茅葺屋根の上に散った紅葉が積もると屋根を赤や黄色、朱色、緑と色鮮やかになり、季節の移ろいを感じさせてくれる景色となります。
法然院の紅葉情報
哲学の道から坂を上って山門を潜ると盛砂のある境内に導かれ、どなたでも自由に入ることができる静寂な空間が広がります。
ここでは是非、ゆっくりと紅葉を眺め、風の音や木々の匂い、鳥之さえずりを感じながら過ごしてほしいと思います。たとえ30分程度でも静かに座って命の営みを感じ、時の流れに想いを巡らせるなどして過ごしてみて下さい。色んな気付きがあると思います。
鹿ヶ谷は、法然上人が弟子の住蓮と安楽と共に「六時礼讃」を勤め、念仏三昧の修行を行った場所です。六時礼讃とは、一昼夜を六分し、その時に阿弥陀仏を礼拝する行法です。延宝年間に知恩院第三十八世の萬無と弟子の忍徴が建立したのが法然院です。
正しくは、善気山法然院萬無教寺といいます。方丈は後西天皇の皇女・誠子内親王の御座所を移築したもので、「桐ニ竹図」「若松図」など八面の襖絵は狩野光信の筆になるもの。庭園には洛中名泉の1つに数えられる善気山が湧き出ています。この湧き水は、法然院の中興第二世の忍徴が鈴の枝を指したところ、清水が湧き出たという伝説が残る名水です。
法然院の紅葉見頃時期
11月中旬~11月下旬
法然院の紅葉ライトアップ
法然院では、紅葉の夜間ライトアップは行われていません。
11月初旬から11月中旬頃まで「秋季 伽藍内特別公開」が行わています。
法然院のアクセス情報
- 住所:京都府京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
- 交通(バス):市バス「錦林車庫前」下車、徒歩10分
- 駐車場:無し(近隣の駐車場を利用)
- トイレ:無し
- 拝観時間:6:00~16:00
- 料金:参拝自由
- ライトアップ:無し
法然院の紅葉動画(YouTube)
まとめ
閑静な境内には、本堂、方丈、経蔵、宝蔵、鐘楼などが立ち並んでいます。特に茅葺屋根の山門や白砂壇のある庭園の美しさは格別です。
椿の名所として有名な寺院です。
春と秋の特別拝観以外は、建物内部に入ることができません。一般公開の時は、外側から望むだけになります。それぞれ、1週間程度しか内部を見ることができないので、その期間にも行くといいと思います
ちょっと紅葉の見頃時期よりは早いと思いますので、紅葉時期になったら再度、紅葉狩りを楽しみに行きましょう。