京都通に聞いたおすすめの紅葉名所の東福寺(とうふくじ)。京都内でも人気の高い紅葉名所で紅葉シーズンになると平日でも雨の日でも人の波がすごいです。
参拝する人がとても多い東福寺ですが、その紅葉は人混みの中を押し進んでも見る価値のある紅葉です。
東福寺の紅葉情報
布団着て寝たる姿の東山の、その足下あたり、月輪山を背にしたおよそ6万坪の境内を文字とおり真っ赤に染め上げる東福寺の「通天紅葉」は筆舌に尽くしがたいほどの美しさ。とりわけ「通天橋」からの眺望は訪れる人を魅了し、簡単させる紅葉の中の紅葉と言われます。
「通天紅葉を見ずして、京の紅葉をを結構と言うなかれ」と言われるほどの見事さで、刃先が三つに分かれているのが特徴です。東福寺を開山した聖一国師が宋から持ち帰ったものだと言われています。
同じく南宋の径山を模した通天橋から、この紅葉の景を再現したかったに違いありません。橋の上から見る紅葉の海は「洗玉澗」と呼ばれています。境内に入るまでに渡る「臥雲橋」からはパノラマのような紅葉の雲海が広がり、紅の雲に浮かぶ心地がします。
東福寺は京都五山の1つで、臨済宗東福寺派の総本山です。京都最大の伽藍を持ち、日本最古の山門は国宝になっています。奈良の東大寺と興福寺の一字を取って寺号としています。昭和の造園家重森三玲の方丈の庭も見ものです。
東福寺の紅葉見頃時期
11月下旬~12月上旬
東福寺の紅葉ライトアップ
東福寺では、夜間の紅葉ライトアップが行われます。
東福寺全体のライトアップではなく、東福寺塔頭 天得院のみのライトアップとなります。おそらく皆がみたい通天橋などのライトアップは行われていません。ライトアップの期間は、11gつ中旬から11月下旬までとなっています。
東福寺のアクセス情報
- 住所:京都府京都市東山区本町15丁目778
- 交通(電車):JR・京阪本線東福寺駅から徒歩約10分
- 駐車場:30台(無料)※紅葉の期間10月下旬~12月上旬までは閉鎖
- トイレ:有り
- 拝観時間:4月~10月末9:00~16:00、11月~12月初旬まで8:30~16:00、12月初旬~3月末9:00~15:30
- 料金:通天橋・開山堂、東福寺本坊庭園への拝観について大人400円、小中学生300円
- ライトアップ:有り
東福寺の紅葉動画(YouTube)
まとめ
東福寺は観光客や地元の人々で多くの人が連日訪れます。混雑状況に関しては、紅葉動画からもお分かり頂けると思います。混雑しない日や時間帯が無いほど人気の観光スポットでもあります。
この混雑の中でも、東福寺の紅葉は一見の価値があります。