暑い夏になってくると、運転席や助手席にサンシェードをしたまま車を運転している人を見掛けます。
日除けグッズなので、車内の温度を上げないためにと、日焼けしないようにという思いから付けたまま運転しちゃいますが、視界を妨げる危険性があり、交通違反にもなるので、運転中には使わないようにしましょう。
運転中に使ってはいけない日除けグッズ
日除け用グッズのサンシェードやカーテンを運転席や助手席に付けたまま運転すると、視界を遮るので、交通違反になります。
道路交通法では第55条2項に該当します。
道路交通法 第55条 2項
車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。
駐車場や停止中に運転席や助手席に日除けグッズを取り付けるのは違反にはなりません。
サンバイザーをしたまま運転している女性もたまに見掛けますね。
違反にはならないそうですが、安全運転を妨げるとして注意を受けるようです。
運転中の日除けはどうしたらいいの?っていう女性の声が聞こえてきそうです。
運転中でも気になる紫外線から肌を守るには、日焼けクリームを塗り、手袋やサングラスをして対策することが必要になります。
取締強化されている
カーテンやサンシェードを運転中にしようしたとして検挙されているようです。
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