メイクで美しさを導き出す仕方
私が習得したメイク法は勿論、美に対するとっておきのことをお伝えしていきたいと思っています。
「どうしてメイクをするのですか?」と聞かれて、どう答えますか。
「そんなこと聞くことないでしょ!!」
と怒ってしまう人もいるかも知れませんが、少し私の話に付き合って頂けますか。
この質問をすると多くの人が最も答える理由が2つあります。
「綺麗になりたいから」
「素顔を見られるのがイヤだから」
と答える人がとても多くいます。
正直な意見で、とても素直な答えだと思いますが、ちょっと待って下さい。
この話を読んでいる人も同じような考えではないですか?
メイクをする理由で自分の気持ちが現れる
同じような意見であれば、考え方を少し変えた方がいいと思うのです。
それはつまり、
素顔を見せるのが嫌だから、メイクをして顔を隠したいと思っていることになってしまうからです。
素顔を隠すためのメイクを探しているということになってしまうからです。
本当にそうでしょうか。素顔を隠すために化粧をするのではなく、美しさを創りだすためにメイクをするんではないでしょうか。
ここで私がお伝えすることは、素顔を隠すためにメイクをする仕方をお話するのではありません。
私がお伝えする目的は、「メイクで美しさを導き出す仕方」についてお話することです。
人は顔の造作を選んで生まれてくることは残念ながら、出来ません。
お面をかぶるように、
「明日はこの顔にして、明後日はこの顔にしよう」
という風に気軽に取り替えることは、もちろん出来ません。
では、どうするのか?
これはもう、一生付き合っていくしかないのです。
整形でもしない限り、
私の顔は明日も変わらず、私の顔なのです。
前回、お話しましたが人は必ず綺麗になれます。
メイクは綺麗を引き出すためのものです。
誰にでも自分の顔に気になる部分が一つや二つ、必ずあると思いますが、実はプロから見ると、むしろ本人が気にしている部分の方が、最も美しさに変えられるポイントだったりするのです。
でも、確かにメイクって、難しく感じるかも知れませんね。
雑誌を見て、自分で同じようにやってみても、なんだか上手くいかない。
化粧品売り場のお姉さんにメイクをしてもらって鏡を見たら、妙に厚化粧の知らない誰かが映っていた。
なんて経験ありませんか?私は何度かありますよ。
それは何故でしょう?
理由は一つ、
「自分の顔を知らないから」
なのです。
あなたの顔を庭に例えてみると分かりやすいでしょうか。
お庭に綺麗なお花を咲かせたくて、ただ適当な種を買ってきて、撒いてみても、綺麗なお花は咲きません。
綺麗なお花を咲かせたかったら、まず始めに、あなたのお庭の状態を知らなければならないのです。
例えば、土の状態はどうなのか、栄養は足りているのか、水はけはどうなのか、種をまく前に植えていた植物は何なのかなど。
この庭の土が何に当たるか、もうお分かりですね?
次回
次は、「間違いだらけの美肌になる方法」について、お話ししようと思っています。
まずは、お庭を最高のコンディションに整えていくことから始めていきましょう。