夏の暑い日に車を炎天下の駐車場に止めておくと、車内の中がムンムンして暑い状態になりますよね。
そして何よりも、座席シートも熱いから背中と腿の裏側はすぐに汗をかいてしまい、汗臭くなってしまうし、ハンドルは握っていられない程、熱くなります。
では、車のサンシェードを使うと、どのくらいの効果があるのでしょうか?
サンシェードとは?
まずは、サンシェードとはどんなものなのか確認しておきましょう。
サンシェードとは日よけのことです。車の場合、フロントガラスやサイドウィンドウ、バックウィンドウに取り付けて、太陽熱を遮断・遮光するためのシートです。
車用のサンシェードは、かわいいデザインのものからシンプルなものまで揃っています。フロントガラスだけではなく、サイドガラス、リアガラスに設置することができ、車内の温度上昇を抑える効果があり、1000~3000円程度のものが多く売られています。
サンシェードを使うとどれほどの効果があるの?
駐車場では、炎天下の中、数時間車を駐めておくことが多く、車に戻ると車内はサウナ状態になっていて、すぐに車の中に入ることができません。
窓を全開にして、エアコンで風を循環させ車内の熱風を外に出そうとしたり、窓を全開にして、ドアをバタンバタンと何回も開閉したりします。
暑さ対策のサンシェードを使った場合と、使わなかった場合では、どれ程の違いがあるのでしょうか?
論より証拠ということで、JAFが炎天下での車内温度の実験をした動画がありましたので、6分程度ですので見て下さい。
実験では、「窓を全て閉めたまま」「窓全開」「サンシェード使用」「エアコンつけっ放し」で4時間の温度変化を測っています。
サンシェードを使った場合と使わない場合での温度差は、
計測個所 | 設置前温度 | 設置後温度 | 温度差 |
---|---|---|---|
ダッシュボード | 74度 | 49度 | 25度 |
助手席の下 | 42度 | 39度 | 3度 |
ハンドル | 71度 | 50度 | 21度 |
車内温度 | 59度 | 50度 | 9度 |
サンシェードを設置した方が、温度が下がるのが分かりますね。
高温状態にしておくと車に異変が・・・
新車の時には何とも無くても、何年も乗り続けていると目に見えないところで劣化は進んでいます。
特に温度の影響を受けるのがダッシュボードです。膨張と伸縮を繰り返すことで、画像のようにダッシュボードが割れてしまうことがあります。
ダッシュボードを交換するとなると10万円程度することもあるので、数千円で対策できるサンシェードを活用することは車内温度を抑える効果だけではなく、車も長く使えるようにする効果があります。
フロントガラスに残る吸盤後が気になる
サンシェードの多くが簡単に取り外しができるようにと吸盤で付けるタイプが多いです。でも、吸盤の跡がガラスに丸く残ってしまうのが気になって仕方ないです。
吸盤周辺に汚れが溜まったりするため跡が残ります。
また、熱さによって吸盤がすぐに劣化して反り返ったりすると、吸着しなくなります。
だから、私は、吸盤タイプのサンシェードではなく、吸盤が無いタイプのサンシェードを使っています。
まとめ
夏場の暑い時に、家の駐車場、出掛け先で車内温度の上昇を抑えるのにサンシェードは、とても役立ちます。
私は、吸盤タイプよりも吸盤のないタイプをおすすめしますが、サンシェードの効果は大きいですので、是非活用してみてください。