京都通に聞いたおすすめの紅葉名所の祇王寺(ぎおうじ)。
祇王寺の境内は1周約5分程度で周れてしまうほど狭いですが、紅葉が境内全体を包み込むような一体感を味わえます。
祇王寺の紅葉情報
本堂前の苔庭が紅葉の落ち葉で埋め尽くされる祇王寺は、春から夏の緑の世界とはうって変わって一面が紅葉色に変わります。祇王・祇女・仏御前など清盛に愛されそして捨てられた女性たちの情念を思い起こさせる燃えるような景色です。
草庵の風情を残す本堂に祇王・祇女・刀自(とじ)・仏御前そして清盛の木像があり、平家物語の哀話を今に伝える祇王寺は、秋にこそ足を運びたい歴史あるお寺です。
控えの間の窓は「虹の窓」と呼ばれ、木漏れ日を受けた紅葉の影が障子に映ると虹色に見える不思議な窓として人気を集めています。祇王や仏御前の悲しみや喜びを感じられるような秋景色を「虹の窓」から望むことができると思います。
祇王没後800年を記念して境内の一画に祇王が仏御前に愛を奪われ、館を出るときに詠んだ歌の碑があります。「萌え出るも 枯るるも同じ野辺の花 いずれか秋にあわで果つべき」とやがて枯れる身は同じと歌った祇王の心に、散り紅葉が似合います。
町並保存地区である鳥居本一帯は古い民家や町家が昔のままの風情で保存され、古きよき紅葉狩りを心ゆくまで堪能することができます。
祇王寺の紅葉見頃時期
11月中旬から11月下旬
祇王寺の紅葉ライトアップ
祇王寺では、夜間のライトアップは行なっていないようです。
昼間は祇王寺の紅葉を楽しみながら近くの二尊院などのライトアップを見に行くのもいいと思います。京都の紅葉を十二分に満喫できるよう情報を活用して下さい。
祇王寺のアクセス情報
住所:京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
交通(電車):JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅より徒歩20分、京福電鉄 嵐山駅より徒歩20分
駐車場:6台有(無料)
トイレ:境内に公衆トイレあり
拝観時間:9:00~17:00
料金:大人300円、小学生100円(大覚寺・祇王寺(2カ寺)共通拝観券:600円)
ライトアップ:無し
祇王寺の紅葉動画(YouTube)
まとめ
祇王寺の紅葉の楽しみ方は、紅葉が落ちて地面一面に深く降り積もったふかふかの紅葉です。この紅葉を見たい方は11月下旬頃の祇王寺に行くと見れます。その年により若干のズレはありますが。
祇王寺の近くには、紅葉シーズンしか見ることができない厭離庵(えんりあん)、紅葉の名所常寂光寺がありますので、是非寄ってみては如何でしょうか。
祇王寺周辺にもランチ場所として、嵯峨鳥居本 遊山や京料理の味生などお店がありますのでお好みのお店を探してみましょう。
祇王寺にはマロミという幸せの白い猫がいると京都通より教えて頂きました。気まぐれにしか姿を見せない様で会えたらラッキーですね。探してみては。また御朱印帳を拝観受付で預けておけば、御朱印を頂けます。