京都通に聞いたおすすめの紅葉名所の岩戸落葉神社(いわとおちばじんじゃ)。
岩戸落葉神社の紅葉は、カエデなどの木ではなく銀杏(いちょう)の巨木があり、赤い紅葉ではなく、黄色い暖かみのある絨毯を敷いて待ってくれています。
岩戸落葉神社の紅葉情報
北山杉の深い常緑樹が続く谷あいの道である周山街道をきたに進むと小野郷と呼ばれる里があります。その里の清滝川と岩谷川、笠谷川の三川が合流する地点にひっそりと佇む杜が岩戸落葉神社です。
いつもはひっそりとしていて、訪れる人もまばらな神社ですが、境内にある数本の大銀杏が色づき、木枯らしに吹かれて舞い散るさまと、舞い落ちたイチョウの葉は境内一面に黄金色のむしろを敷き詰めるような景色は息をのむほどに美しいです。
山村に、突然出現する黄金色に染まった一画は、隠れた黄葉(もみじ)の名所となっています。
小野郷は「源氏物語 宇治十帖」に登場する落葉宮が隠棲した地で、落葉宮をしたって夕霧がここを訪ねるくだりがありますが、岩戸落葉神社はこの里の産土神です。
岩戸社と落葉社の二社からなる小さな社で、平安時代には墜川(おつかわ)神社と呼ばれていたこともあるとか。。。落葉宮への想いも合わせて地元の人々が大切に守る鎮守の森であることは間違いありません。
岩戸落葉神社の紅葉見頃時期
11月中旬から11月下旬
岩戸落葉神社の紅葉ライトアップ
岩戸落葉神社の大銀杏をライトアップするイチョウ祭りが、毎年11月の第3土曜日あたりで行われます。
ライトアップの時間は、17時から20時までとなっています。拝観料は無料です。催しもたくさんあり、ぜんざい200名無料配布、軽食コーナー、バザーコーナー、ミニコンサートなどその年により内容は変わりますが、このライトアップの日だけは多くの人でにぎわいます。
岩戸落葉神社のアクセス情報
- 住所:京都府京都市北区小野下ノ町170
- 交通(電車):JRバス「小野下ノ町」下車すぐ
- 駐車場:無し
- トイレ:近くの交番のトイレを女性は借りていました。男性はひと目の無い・・・
- 拝観時間:自由
- 料金:無料
- ライトアップ:有り
日曜日は、向かいの区役所の駐車場が空いていればそこに停めることができますが、ライトアップで混雑するときには、近隣の駐車場もいっぱいになりますので乗り合いでくるか、バスを使って行かれた方がいいと思います。
岩戸落葉神社の紅葉動画(YouTube)
まとめ
秋が深まってくると木枯らしが吹く度に幹周りが3メートル程、高さが30メートル程の大銀杏の黄葉が舞い散り、境内一面を黄金の絨毯で敷き詰めます。
10kmほど離れていますが、高雄山の近くには高山寺・西明寺・神護寺の3つのお寺があり、それぞれ紅葉名所として知られていますし、11月はライトアップもされていますので、寄って行くのもいいと思います。
また、高雄山とは反対側に行くと、仁和寺にたどり着きます。
いつもは、ひっそりとしたお寺ですが、大銀杏のライトアップの時は、動画のように大勢の人が集まります。岩戸落葉神社までのアクセスが不便ではありますが、車で移動できれば十分に満喫することができます。