京都通に聞いたおすすめの紅葉名所の金蔵寺(こんぞうじ)。
金蔵寺は、小塩山(標高642m)の中腹にあり、近隣の紅葉よりも早めに色付きます。散っていく紅葉と沈む夕陽の美しさはやすらぎの秋景色です。
金蔵寺の紅葉情報
洛西の金蔵寺は平安遷都の際に、桓武天皇が都の四方に経典を埋め、王城鎮護した場所として知られています。都の四方の岩「四岩倉」に経筒を埋めた際に、西方を守るお寺となったのが金蔵寺です。
小塩山の坂道を登り、仁王門から紅葉が散りばめられた急な階段を上るに従って、葉色が鮮やかになっていく模様が金蔵寺での紅葉の色付きを期待させます。
階段を登りきると左には書院、奥には十一麺観音を安置した本堂があり、ここは標高360メートルの高さに位置しています。山の中腹にあり、紅葉や銀杏がひときわ鮮やかに色づき、照り映えています。
点在する堂宇も赤や黄の樹の葉に包まれたように周りの景色に溶け込み、青竹が冴える竹林の下を敷き詰める鮮やかな黄色い葉のイチョウも赤く染まった紅葉とのコントラストが見どころ。
見晴らし台からは京都市内を一望できる景色を楽しめ、遠くには比叡山を望むことができます。
金蔵寺の紅葉見頃時期
11月中旬から11月下旬
金蔵寺の紅葉ライトアップ
金蔵寺のライトアップは行われていません。
ライトアップは行われていませんが、夜間に金蔵寺のある小塩山にいくのであれば、是非行って頂きたいのが見晴らし台。小塩山を車で登って行くと、カーブのところで京都市内を望める絶景ポイントがあります。
そこで車を停めて少し上に歩いて行くと、狭い道がありますのでそこを入っていくともっと綺麗に夜景を楽しめるポイントがあります。真っ暗なので懐中電灯を持って行って下さい。下見をしておくと安心です。
金蔵寺のアクセス情報
- 住所:京都府京都市西京区大原野石作町1639-11
- 交通(電車):阪急終点「南春日町」下車、徒歩で1時間程
- 駐車場:20台有り(無料)
- トイレ:境内に有り
- 拝観時間:8:00~17:00
- 料金:志納200円
- ライトアップ:無し
金蔵寺の紅葉動画(YouTube)
まとめ
標高360メートルほどの高さにある金蔵寺本堂からの眺望の見ごとさのほか、カエデの紅葉と銀杏の黄葉の美しさは西山随一と評判を得ている場所です。
金蔵寺の仁王門までは急な坂道になっていて登っていくのがとても大変です。最寄りのバス停を降りて歩いて行くと約1時間ほどの道のりですが、ハイキングをかねて登って行き参拝する人も多くいます。
車なら10分程度の道のりです。