京都通に聞いたおすすめの紅葉名所の大原野神社(おおはらのじんじゃ)。
大野原は、都が平城京から藤原京に変わった際に、桓武天皇が大野原で遊んでいたことから、藤原氏の人々が美しい風景を愛し、氏神の春日大社の分霊を祀ったのが大原野神社。
大原野神社の紅葉情報
大野原神社の一の鳥居から三の鳥居までの参道は、春は桜、秋には300本と言われるカエデが色とりどりに紅葉し、神域へと導いてくれます。参道脇には、大判家持など多くの歌人が歌に詠んだ名泉「背和井の井戸」の跡も残っている大野原神社の歴史と古さを思い起こさせます。
朱塗りの三の鳥居をくぐって拝殿前にたどり着くと、狛犬ならぬ雌雄のし下の石像が愛嬌たっぷりに出迎えてくれます。
もみじを踏み分けて、鹿に会うのはどこか奈良の風情を感じさせる社です。
延暦3年(784年)、桓武天皇の長岡遷都(せんと)に伴い、奈良春日大社の分霊を大野原神社に移したのが始まりだと言われています。桓武天皇は、春日大社から遠く離れることに不安を抱いた皇后の乙牟漏(おとむろ)のため、春日明神をここに勧請。
奈良の猿沢の池にちなんだ「鯉沢の池」など、平城京の趣漂う女性的な神社です。
大原野神社の紅葉見頃時期
11月中旬から11月下旬
大原野神社の紅葉ライトアップ
大原野神社での紅葉ライトアップは行われておりません。
近くに勝持寺、正法寺、正覚寺、森神社があり、紅葉が綺麗なスポットとなっていますので、寄り道して、紅葉狩りを愉しんでみては如何でしょうか。
大原野神社のアクセス情報
- 住所:京都府京都市西京区大原野南春日町1152
- 交通(電車):阪急バス「南春日町」下車徒歩約8分
- 駐車場:50台有り(有料400円)
- トイレ:有り
- 拝観時間:自由
- 料金:無料
- ライトアップ:無し
大原野神社の紅葉動画(YouTube)
まとめ
大原野神社は縁結びの神様が祀られていることから、若い人も多く参拝に来られます。
七五三の時期でもあり、可愛く着物を着た女の子や袴でかっこよくたくましい男の子を連れた家族連れが多く立ち寄り、写真撮影を行なっている光景を多く見かけます。そのため、本格的なカメラを持ったカメラマンが多くいます。
敷地は8万3000平方メートルと広く、紅葉だけでなく桜も有名です。参道の両脇には紅く色づいた紅葉がもみじのトンネルをつくり、入口まで綺麗に導いてくれます。
参道から鳥居までの両端には、灯籠があり暗くなると紅葉を綺麗に映しだしてくれる光となって雰囲気満点。