京都通に聞いたおすすめの紅葉名所の善峯寺(よしみねでら)。
善峯寺の紅葉は11月中旬頃から色づき始めますが、9月中旬から10月下旬にかけては秋明菊(しゅうめいぎく)で秋の訪れを感じ、境内に約5000本もの秋明菊が出迎えてくれます。
善峯寺の紅葉情報
山ごと燃えるような晩秋には、色づいたもみじの木々がそれぞれの趣の違うお寺の屋根の形を映しだし美しい曲線をのぞかせます。山の緑と赤、黄色とお寺の古風で歴史を感じる色味が融合して、その美しさを楽しむことが出来る善峯寺です。
紅や黄、緑、そして微妙に色合いの異なる葉っぱがパッチワークキルトのように柔らかく山を包み込む様子は秋の季節の柔らかく優しい姿を物語っているかのようです。寒い冬に入る前の木々の最後の輝きをみることができます。
西山釈迦獄・善峯の山腹に堂塔伽藍(どうとうがらん)が立ち並ぶ善峯寺は、後鳥羽天皇や源頼朝など貴族や武士の帰依を受け、西山御坊と称された天台宗の寺院です。長元二年(1029年)、恵心僧都の弟子であった源算の創建です。
五十余りの屋根を誇った伽藍は応仁の乱で焼失し、荒廃してしまいましたが江戸期に五代将軍綱吉の生母、桂昌院の寄進によって以前の面影をそのまま再生され、今に引き継がれています。
善峯寺の紅葉見頃時期
11月中旬から11月下旬
善峯寺の紅葉ライトアップ
善峯寺では、紅葉のライトアップは行われておりません。
善峯寺のアクセス情報
- 住所:京都府京都市西京区大原野小塩町1372
- 交通(電車):阪急バス「善峯寺」下車徒歩約8分
- 駐車場:150台有り(有料500円)
- トイレ:境内に有り
- 拝観時間:8:00~17:00
- 料金:大人500円、高校生300円、小・中学生200円
- ライトアップ:無し
善峯寺の紅葉動画(YouTube)
まとめ
善峯寺の境内はとても広く3万坪、それだけでなく山全体も所有地であるためすべて合わせると30万坪以上の広さを誇り、山全体の紅葉の彩りがお寺を映しだします。
お寺全体を紅葉が取り囲むように色づき、目の前の紅葉と、山の紅葉と愉しむことが出来る山寺ならではの景色となっています。
平日は静かなお寺ですが、紅葉シーズンになると多くの人が訪れる紅葉名所として知られています。
善峯寺の中でランチをする場所はありませんので、近くの「よしみねの里」があります。そちらで食事を楽しんでは如何でしょうか。境内にもお弁当などの持ち込みは禁止となっています。
紅葉シーズンの土日祝は、とても混雑します。テレビ放映がされる場所としても知られているお寺で、撮影がある時は大変混雑しますので避けた方がいいと思います。