恐竜は、とても大きくて強いという印象がありますが、初めはまだ小さな生き物だったのです。
長い期間を掛けて、環境に適合するために巨大した恐竜について調べてみましょう。
小さな生き物だった恐竜の祖先
2億2500万年前、ペルム紀後期の大絶滅の後、わずかに生き残った哺乳類の虫類の子孫と、ワニに似た動物だと言われています。
最古の植物食恐竜と言われている「ピサノサウルス」は全長1メートル程と言われていますし、最古の肉食恐竜と言われている「エオラプトル」は全長1メートルで目が大きく前歯が植物食、奥歯が肉食に適した恐竜。
巨大化した恐竜は一部
恐竜を脅かすような、大型のワニに似た陸生爬虫類は、三畳紀の末にすでに絶滅していたと言われています。
植物食恐竜のあるものは、巨木の葉に口をとどかせようと、非常に長い首を持つように進化し、こららを獲物にする肉食恐竜にも大きなものが現れます。
恐竜はどうして大きくなったのか?
- エサが豊富にあったのでしょうか?
当時の地球は暖かく、餌となる植物がたくさんあり、いつも成長していたと思われます。 - 体温調整のために大きくなったのでしょうか?
体が大きいほうが、気温の影響を受けにくいようです。 - 身を守るために大きくなったのでしょうか?
ゾウがライオンに襲われにくいように、体を巨大化することで身を守る手段を得たのです。
恐竜の寿命は体が大きいだけあり長生きしたのでしょうか?
恐竜は生まれて数年間で、ものすごい成長していたと考えられています。
成長してからも、少しずつ成長していき、死ぬまで成長していたみたいです。
恐竜が何年くらい生きたかは、確かなことはハッキリと分かっていません。
鳥類は恐竜にもっとも近い生き物ですが、
同じ大きさのほ乳類に比べて3~4倍も寿命が長かったことは知られています。
巨体な恐竜の中には、100歳以上生きていた恐竜も多かったという見方が多数です。
一番大きな恐竜とは・・・
大きな恐竜の中には、新幹線の車両2両分くらいの長さがあり、4階建てのビルと同じくらい背の高い恐竜、重さがゾウの何十倍にもなる恐竜がいました。
巨大な恐竜に共通していることは、すべて植物を主食にしていた植物食恐竜たちです。
巨大な体の割に、頭部は馬の頭の2倍程度しかなく、1日に1トン程の木の葉を食べていたのです。葉っぱは、噛むこと(咀しゃく)をせずに丸呑みにしていたようです。胃にためた石ですり潰して消化を助けていたのです。
鼻の位置にも注目です。
口の上には無く、額や頭の上に鼻があるのです。なぜなら、食事をしている時にむせたりしないように進化したようです。
- 高さナンバーワンのサウロポセイドン(約18メートル)
- 重さナンバーワンのアルゼンチノサウルス(約100トン)
- 長さナンバーワンのセイスモサウルス(約45メートル)
もっと詳しいことを知りたいなら・・・
恐竜のいた時代や絶滅の理由、恐竜の化石発掘など、いろいろなことを調べるのに役に立ちます。
- どのくらいの大きさだったんだろう?
- 恐竜の時代には、ほかにどんな生き物がいたの?
- いつ、どんなところに恐竜はいたの?
- 恐竜がいたことがどうしてわかったの?
- 恐竜は何を食べていたの?
- 恐竜はなぜ絶滅しちゃったの?
- 絶滅したときの地球ってどんな感じだったの?
- 恐竜はどのくらいのスピードで歩いていたの?
などの疑問について詳しく知ることができます。
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