今までは、局地的なゲリラ豪雨などについての天気予測が難しく
1km四方で降水確率が何パーセントという予測でしたが、
この天気予報が劇的に進化します。
今までのゲリラ豪雨では、駅の南口だけものすごい雨が降っていたり、
通った道だけが冠水してしまっていたりと
局地的なゲリラ豪雨だからこそ起こってしまう現象です。
しかし、
今まで予測出来なかったゲリラ豪雨が予測できるようになるのです!
では、何が変わるのかを見てみましょう。
天気予報がどう変わるのか?
現在 | 2014年8月7日から | |
---|---|---|
システム | 短時間・局所的なレーダー | 高性能レーダー、自治体などが保有する全国1万箇所の雨量計などを活用 |
ゲリラ豪雨の 予測精度 |
1km四方 | 250m四方⇒16倍のきめ細やかさ |
今までは局所的にしか予測できなかった天気予報が
局地的に予測できるようになったのです。
では、今までの天気予報からどう変わるのか気になりますよね。
気象庁のHPより、システムの違いによる天気予報の違いを抜粋しました。
ゲリラ豪雨の時に、
これまでの解析例ではドットが大きいといいますか、画像が荒いのが
今後の解析例ではドットが細かく、画像が綺麗で赤い場所がハッキリとわかります。
これが日本全国すべての地域でわかるので画期的なシステムです。
そして、今までは1km四方の予想だったのが250m四方で予想ができるので、
かなり細かい範囲で天気予報が予測できるようになるのです。
例えば、どんな風に天気予報が出るのかというと、
1時間に50ミリの激しいゲリラ豪雨が降るといった場合、
この場合、浅草寺からスカイツリーまでを含む1km四方の地図です。
今までは浅草寺からスカイツリーまで1時間に50ミリの雨が降るという天気予報が
250m四方で16分割した局地的な天気予報が分かるというのです。
これって、スゴくないですか~!
ランニングしている人や自転車通勤の人などは、
降水確率の高い道は避けて通ることも出来るんですよ。
雨に濡れなくて済む可能性が高くなりますね。
天気予報が変わると生活がどう変わるのか?
天気予報が何丁目何番地まで予測ができるので、
洗濯物が豪雨で濡れることを防ぐことが可能になりますね。
バーベキュー(BBQ)やピクニック、公園にいるときは、
30分先までの予測ができるので豪雨から避難することが可能になります。
運動会やスポーツ大会など外で行なう場合には、
天気予報の進化により雨が降ることがわかるので対策しやすくなります。
この新しいゲリラ豪雨の最新予測をどう知ることができるのか?
気象庁の方で、スマートフォン専用サイトを設けているので、
竜巻や雷注意情報と併せて見られる様になります。
そのため、避難情報もより細かく出てくるかも知れません。
まとめ
今後も天気予報などに関するシステムは最新のものになり、
より細かく詳しい情報配信になっていくようです。
2018年からは、新たな衛星システムで
土砂災害を予測できるようになるとのことです。
現在、内閣府・総務省がJAXAと連携して
2018年からの実用化に向けて進めているようです。
現在のGPSシステムは約10メートルの
位置情報誤差があるらいのですが、
2018年からはその誤差が数センチになるというのです。
これにより、携帯電話などを通じて個別に避難誘導の情報提供
することが可能になってくるようです。
システムの進化はスゴイです。
でも、これで自然災害による被害を最小限に抑えることができ、
事前に避難することができれば、人命にも関わる問題なので
嬉しいシステムです。
今まで、ウェザーニュースのゲリラ雷雨防衛隊による
事前予測を参考にしていましたが、気象庁のデータにも期待大!