岩手県の釜石を走るSL銀河。
沿線の人たちが乗客を楽しませてくれる程、
地元の人からも愛されているSLに乗って
過去にタイムスリップしてみましょう。
岩手の大正ロマンを満喫できる「SL銀河」
釜石といえば、ドラマ「あまちゃん」で注目が集まった三陸鉄道が有名ですが、迫力があり、音が大きいSLに子供だけでなく大人も大興奮してしまいます。
岩手のSL銀河と聞けば、分かる人もいると思いますが、
岩手県出身の詩人・童話作家であった宮沢賢治の代表作、銀河鉄道の夜の世界をモチーフにしたSL列車です。
客室の車体には、ものがたりに登場する風景が描かれています。
そして、車内に入ると宮沢賢治が過ごした大正から昭和初期の雰囲気を思わせる作りになっています。
宮沢賢治のゆかりの品が展示されていますので、ゆっくりと宮沢賢治の世界を堪能しながら列車旅をすることができます。
車内は子供からお年寄りまで年齢層の幅が広く大勢の人たちで賑わっています。
- 運行区間:釜石~花巻
- 運行時間:4時間20分
釜石から花巻までの雄大な景色を眺めながら、約4時間の列車旅を愉しみます。
旅の途中では、SL機関車ならではの石炭のプレゼントがあります。
この石炭は実際に使われている石炭と一緒。
石炭で走る蒸気機関ならではの楽しみ方といえば、
窓を開けて車体を手で触るとすすで「真っ黒」になります。
車内には、行列ができる場所があります。
それは、プラネタリウムです。
列車史上初の車内プラネタリウムがあるのです。
機関車の音を聞きながら、
プラネタリウムを見ればさらに
宮沢賢治の世界に入っていけるかもしれません。
走ること約2時間、遠野駅に停車すると地元住民の
ざしきわらし隊やご当地キャラの河童のカリンちゃんが
お出迎えしてくれます。
「SL銀河」で食べられる岩手のご当地グルメ
SL銀河に乗るならおすすめは、SL弁当です。
盛岡駅と新花巻駅で販売されていて、
岩手県の三陸の海で獲れたウニとホタテの炊き込みご飯にウニの蒸し焼きが乗っていたりと超豪華なお弁当です。
まとめ
運行日は土日祝となっていますが一部、異なっていることがありますので、運転日を確認して下さい。
予約については、JRのみどりの窓口で購入することができますし、旅行会社でも取り扱っていますが、大人気のためすでに各日のチケットは完売しているようです。
週1往復のみで定員176名と少ないため、あっという間に完売してしまうようです。
SL銀河に運良く乗車できる人は、SL銀河に乗車する方限定で、夏休み企画として釜石鉱山のトロッコ列車による坑道見学会に参加することができますので行かれてみては如何でしょうか(有料)。