ランドセルの機能が多様化してきていてよくわからないことが多いです。
いくつものランドセルを見てきて店員さんから話を聞いたことを総合的に
まとめてみます。
ランドセルの背カンと呼ばれる肩ベルトとランドセルをつなぐ部品の
動き方についてまとめました。
「天使のはね」と「フィットちゃん」とは何か?
背カンと言われる肩ベルトの付け根に取り付けられている部品のことです。
違いがどこにあるのかというと、
天使のはねは、肩ベルトが左右同時に開きます。
フィットちゃんは、肩ベルトが左右別々に開きます。
連動しているか、非連動かの違いがあります。
連動・非連動の違いは、どう影響するのか?
それぞれにメリットとデメリットがあるようです。
百貨店の人やメーカーの販売員の人に話を聞いたことをまとめています。
左右連動型の天使のはね背カン
連動型は、背負う時に左右が広がるため背負やすさと安定感があります。肩ベルトに手を通しやすいです。よくランドセルの肩ベルトを探す子供の姿を目にしますが、左右連動型は片方の肩ベルトを腕に通すと外側に開きます。すると手を通していないもう片方のベルトも外側に開きますので通しやすいということです。
肩の高さが同じお子さまであれば、ちょうど背骨を中心にランドセルがくるように設計され、重さを分散してくれます。
走ったりして、ランドセルを左右に振るような激しい運動をするお子さまの場合は、肩ベルトが連動するため、片方の肩ベルトに重さが掛かり、もう片方は浮いてしまいます。
どのようなお子さまに天使のはね背カンはおすすめなのか?
左右の肩の高さが同じであり肩幅も同じ、ランドセルを背負っているときに、走ったり激しい運動をあまりしないお子さま向けです。
左右非連動のフィットちゃん背カン
非連動型は左右の肩ベルトが個別で動くタイプです。左右連動型に比べると背負やすさという点では、腕を通す時にちょっと苦労するかもしれませんが、慣れの問題だと思います。
人の体は左右対称に見えて、実は左右非対称です。肩の高さも違えば、肩幅も違いますので、左右の開き方が同じだと左右どちらかにランドセルの重さが掛かってしまうお子さまには非連動型の背カンがおすすめです。背カンがランドセルの重さを吸収できるように、左右の肩ベルトが移動するため体への重さを軽減してくれます。
走ったりしてランドセルを左右に振ったとしても、左右非連動であれば、常に肩に肩ベルトがフィットするためランドセルの重さを分散してくれます。
どのようなお子さまにフィットちゃん背カンはおすすめなのか?
スポーツが大好きであったり、活発的なお子さまにはフィットちゃん背カンがおすすめです。
まとめ
「天使のはね」と「フィットちゃん」の基本的な性能は同じです。
実際に子供が背負ってみて、背負いやすい方がいいと思います。
ただ、目安としてランドセル売り場の人に聞いた特長を参考にすると選びやすいと思います。
様々な機能がランドセルにはありますので、どのような違いがあるのか気になった際には遠慮なくお店の人に聞いてみた方がいいですよ。
「天使のはね」と「フィットちゃん」の何が違うのかわかって頂けましたでしょうか?
記事を見て頂いた方の少しでもお役に立てる情報となればと思っています。
他にもランドセルの展示会に行った時のことやカタログ入手の件、
土屋鞄と中村鞄の比較など書いていますので興味がありましたらご覧ください。
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