石や昆虫・貝殻などの物を集めることが好きな人にオススメなのが、採集や標本を作る自由研究テーマです。
昆虫、貝殻、鳥の羽、植物、タネ、実、岩石、鉱物、化石などの物を集めることや鳥や動物などの写真を撮ったりする人もいます。
好きなモノを集めることが好きな人にとってはとても楽しく収集することができます。
でも、集めることに集中してしまい、自由研究テーマの書き方となると、その楽しみ方や違いが表現できないことがあります。
そのため、採集したものを自由研究テーマにするにあたり、まとめ方としては、ちょっとした工夫が必要になります。
たくさん集めたのに、その後、どうしたら良いのか・・・
標本の条件とは何か?
採集した物は、標本といいます。
集めてきた採集物は、自由研究としてまとめる時には標本に変わります。
標本として採集物を取り扱うためには、以下のことを明らかにしておく必要があります。
- 誰が
- いつ
- どこで
- どうやって手に入れたのか
他の人が同じことを自由研究テーマにしてきたときに出処を明確にしておくためです。
標本を作る場合には、採集した場所が明確に分かるものを対象にした方が良いです。
そのため、買ってきたものや家にあるものを使うことは避けた方が良いでしょう。
自分で採集してきたものであれば、まとめる時に簡単にまとめることができますので、なるべく自分で集めてきたものを使うようにしましょう。
標本を集める方法には、どんな方法があるのか?
自分で集める方法(自力採集)
標本を集めるには、自分で集めるのが一番良い方法です。
どんな所で、どんな状態で採集したのかを詳しく記録できます。
採集した場所の写真を撮ることで場所も明確になります。
人からもらう方法(他力採集)
採集が難しいもの、例えば、カブトムシやクワガタなど昼間では中々、採集できない昆虫などは、大人の人に手伝ってもらって採集してもいいです。
できれば、自分も一緒にいって、採集方法や場所を確認しておくと、より詳しく書くことができ、まとめやすいです。
標本を買う方法
昆虫や貝殻、鉱石や岩石などデパートや専門店に行くと売られています。この売っている標本を買って、自由研究のテーマに使用する人もいます。
しかし、自由研究としては、自分で集めたものではないのでおすすめしません。
標本を集める時の注意
収集をする時には、自由研究のまとめやわかったことなど書く時のことを考えて集めるようにしましょう。
標本を集める時は、以下の方法を選んで集めた方がより自由研究テーマのまとめ方としては
書きやすいです。
- 1つの場所で、同じ種類のモノを集めるアブラゼミだけを集めるとか、アサリだけを集めるとか。
- 1つの場所で、あるグループのモノだけを集めるチョウチョの仲間だけを集めるとか、貝だけをあつめるとか。
- いろんな場所で同じ種類のモノだけを集める
- 場所の違う場所であるグループのモノだけを集める
自由研究テーマの採集(理科)のまとめ方
採集するのに、どうしても時間が掛かってしまいますが、この採集に掛かる時間は、貴重な経験ですし、大事な勉強の1つだと思います。
この経験が、今後の人生の大きな一歩になる可能性もあります。
整理してみましょう
集めてきた標本をきれいにします。
表面についているゴミや汚れを丁寧に落として形を整えておきます。
集めてきた標本を見やすいように箱の中に並べます。
標本1つ1つに、採集場所や名前などが分かれば、ラベルを付けると良いです。
岩石などは、固定することが難しいので、綿を入れて、グラつかないようにしましょう。
次に、並べる順番を考えてみましょう。
標本をより見やすく、分かりやすくするために、大きさや集めてきた場所別などに分けたりと並べる順番を工夫してみるとよいです。
例えば、
- 大きな順番や小さい順番に並べてみる
- 同じような形のものをまとめてみる
- 同じような色のモノをまとめてみる
- 採集した日付順に並べてみる
- 採集した場所別でまとめてみる
- 図鑑などに載っている分類別に並べてみる
採集した場所の地図を書いて、取れば場所ごとに置いたりしするのも1つの方法です。
名前を調べてみよう
集めてきたものの名前が分からない場合には、説明したり、まとめたりするときに困ってしまいます。
人に聞いたり、本で調べたり、インターネットで調べたり、博物館などに行って展示物と比べてみたりして名前を調べてみましょう。
図鑑を使って調べる場合には、実際に取ってきたモノと図鑑の絵や写真などを並べて特徴を掴んで調べてみましょう。
同じような色や形、大きさのモノもあるので、難しいかも知れません。
はっきりと分からない場合には、~の一種とか、~のらしいけど、~が少し違うとか、比べてみたことが分かるようにしておくとよいです。
名前の表現の仕方
集めてきたモノがすべて名前が分かることは少ないと思います。
名前が分からない場合には、そのまま書きましょう。
- 調べていない
- 図鑑で調べたけど、分からない
- 家の人に聞いたけど分からない
- ~に似ているけど分からない
- ~に似ているけど、~が違うため分からない
- ~みたいだが、~が違う
- ~科の一種
参考にした図鑑などの名前も書くと分かりやすいです。
調べることで知識も増えてきます。
さらに詳しくなり、その分野の専門的な知識が蓄えられて「さかなクン」みたいな人になれるかも・・・。
標本を観察しましょう
採集してきたモノを比べたりして、よく観察してみましょう。
観察したことはノートにまとめて文章でも絵でも構いません。
観察するポイントは、色、形、大きさ、手ざわり、つや、かたさ、模様など観察してみて、違いがどこにあるのかを見つけてみます。
採集してきたモノを自由研究のテーマにする際の参考にして頂き、より良い提出物になればと思います。
興味のあることに取り組むことは、良いことで、勉強などへの取り組み方にも変化をもたらします。
是非、自分の好きな自由研究のテーマやネタを選んでみて下さい。
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